海外旅行に欠かせない最強アプリと言われる、オフライン地図アプリ「MAPS ME」。
ラトナヒマラヤンコーヒーのポカラ本店が地図に掲載されています。
ネパールの地図をダウンロードしてから「ratna himalayan coffee」と検索。
すぐに当店をみつけることができます。
お越しの際はどうぞご活用ください。
ネパールでも知られつつある「ドリップパックコーヒー」
お湯さえあればどこでも気軽にレギュラーコーヒーが味わえる素晴らしいアイディアです。開発された先人たちに感謝です!
これまでラトナヒマラヤンコーヒーでは、ポカラのレイクサイドやトレッキングエリアを中心にマーケティングを進めてきました。
欧米をはじめアジア各国から訪れる外国人旅行者の中には、初めて知るドリップパックに興味を示される方がたくさんおられます。
「さすが日本人!日本のアイディアとテクノロジーは素晴らしい!」とか言われますと、やはり嬉しくなるものですね。
これまで当社で「DRIP PACK」という名称にて販売してきたこの商品ですが、今回のパッケージのリニューアルに伴って名称を変更することに致しました。
日本人ならすぐにイメージできる「DRIP PACK」という言葉。多くの欧米人や地元ネパール人にはピンとこない様子。特に「DRIP」、ドリップパックとかドリップコーヒーとか私たち日本人はよく使う言葉ですが、どうもしっくりこない外国人が多く…
そこで、新名称「FILTER BAG SYSTEM」
商品と名称がしっくりくる!と今のところ評判は上々です。
右上金色の丸型部分には唯一のネパール語表記で、「ネパールのオーガニックコーヒーと日本のテクノロジーの衝撃的融合」みたいなことが書かれています。
親日家のネパール人の心をつかむフレーズ!…を目指してみたのですが、実際のところはどうなんでしょう…消費者の反応を観察していきたいと思います。
裏面はこんな感じです。
QRコードはネパール語版ドリップパックの作り方動画に飛びます。
商品がお店に並んでいる様子は、また別の機会に。
7000メートル級の山々が間近に迫るポカラ市。
春の天気は非常に変わりやすくて、数時間後の予想もつきません。
この気候、コーヒーの生産者にとってはとっても不都合…。
雲行きが怪しくなると、急いで天日干し中のコーヒー豆をしまわなくてはなりません。
そして収穫真っ最中の3月から4月、さらにコーヒー生産者の敵となるのが、たびたび降る雹です。
それほど大きくはなく直径1cmから大きくても3cmくらい。
でも、積もるように降ります。
コーヒーは実の中の種子を食べますから雹に当たってもそれほど問題はないのですが、やはり枝が折れてしまうと来年の収穫に影響します。
雹対策という意味でも、シェードツリーがしっかりと茂った環境が良さそうです。
ネパールで生産されているコーヒーはほぼ全てがアラビカ種。
アラビカ種の中にもさらに多くの種があり、ネパールでもティピカ種、ブルボン種、カツーラ種、カツアイ種といった様々な種が混在しています。
ネパールで最近注目されつつあるのが、イエロー・カツーラという品種。
まだまだ数は少ないものの、生育がよく実の付きも安定していることが観察されています。
イエロー・カツーラはその名の通り黄色い実のコーヒー。たいていのコーヒーは赤い実ですので、その希少性ゆえに少し高めに取引されます。
ネパールでは将来への投資として自分の土地にコーヒーを植えたいという方が現在急増中。そして、多くの方がせっかく植えるなら高く売れる可能性のある品種をと考えておられます。そこで注目されているのがこの黄色い実のコーヒー。
実際にレッド・カツーラとイエロー・カツーラ。味にはどんな違いがあるのでしょうか。
生産者の土地にちょうど二つ並んで植えられているのを発見。[写真手前:レッド・カツーラ、写真奥:イエロー・カツーラ]
隣同士の木、同じ年に植えられた木、同じ生育条件。
果たして赤と黄色、味にどんな違いがあるのか。これから確認してみたいと思います。
今回は、特徴のある味わいが出やすいと言われるナチュラル精製でいきます。それぞれの木から約150粒づつ収穫。
バケツの水につけて、水に浮く実を取り除きます。
あとはしばらく天日干し。
そして、飲める日を待ち望みつつ、ひたすら乾かします。
最近はまだ気温が低く日差しが弱いので乾燥が完了するまで一ヶ月以上はかかりそうですが、水分量13パーセントを目指して辛抱・・。
さて味にどんな違いがでるのか?とても楽しみです。
こんな楽しい実験ができるのは生産国に住んでるゆえの特権ですねぇ。
朝起きると、ネパール人のほとんどはやっぱり一杯のチヤ。
チヤを飲んで、1日が始まります。
「おはよう、チヤ飲んだ?」「飲んだよー、君は?」と道端での挨拶にまではっきり表れている紅茶文化。
紅茶に関するネパール人の舌はかなり肥えています。
だからこそ、インドのダージリンティーと並んで評価されることもあるネパール産高級紅茶イラムティーが生まれたのでしょう。
歴史を通じて英国との関わりが強いネパール、紅茶に関しては間違えなく世界基準です。
ではネパール人の思うコーヒーとはどんなものでしょう?
ネパールの若干標高のある田舎には大抵の村にコーヒーの木があります。
村人は自分で実を摘み、天日で乾燥させます。
鉄鍋で煎ったコーヒーを石臼で潰して粉状にし…(と、ここまではイメージ通りなのですが)
それを煮立たせた紅茶の中に入れて、紅茶にコーヒーの風味を加えて飲むのです。
つまり、大方のネパール人にとってコーヒーとはチヤに入れる様々な香辛料の中のひとつ。
さすが紅茶の国ネパール、常に紅茶中心です。(正直これはこれでとっても美味しい)
美味しいコーヒーが生産されるネパール、でもここはやっぱり紅茶の国。
この紅茶の国から、外国が求める質の高いコーヒーが産み出されていくためには、やはりもっともっとネパール人がコーヒーを飲まなくてはなりません。
ネパール人がもっとコーヒにうるさくならなくては。
そこで、私たちラトナヒマラヤンコーヒーはネパールでのペーパードリップの普及を目指しています。
ペーパードリップは簡単な器具で淹れられるコーヒーの抽出法。
実際に私たちのお店で飲むコーヒーの香りと味わいに惹かれ、自宅でドリップ式で淹れるためにドリッパーやペーパーなどの器具を購入されるネパール人の方々も増えてきました。
ペーパードリップのやり方を尋ねてくださるお客様には、スタッフが丁寧にご説明させていただいています。
アンナプルナ山群の間を駆け抜ける急流のほとりにある比較的良く整備された温泉。以前日本のテレビ番組でも紹介された温泉です。
以前に紹介したガンドゥルックから、ゆっくりと歩いて約5時間。ジープを使えばポカラから1日でたどり着ける距離にあります。ジヌーには快適なゲストハウスも揃っています。
眺めの良いガンドゥルックの丘をジヌーに向けて下っていくルート。
多少アップダウンがありますので休みながらゆっくりと。緑豊かな気持ちの良いネパールの田舎道、ネパールの村の暮らしに触れられるのも楽しい経験です。
深い森も抜けていきます。途中すれ違う人にルートを確認しながら進みましょう。
地滑りが起きた場所はそのまま歩行ルートが作られています。
かなりどきどきします。ゆっくりと慎重に。
ジヌーの集落に着いたら、その日の宿にチェックイン。
部屋を確保して貴重品は部屋に置いておくほうが無難かもしれません。途中で払う入湯税50ルピーと着替えを持っていざ温泉へ。
…と、すぐに浸かりたいところですが、実はここからさらに20分程度トレッキングです。
深い谷に挟まれた急流の音のする方へと降りて行きます。
ついにジヌー温泉に到着〜。
いつまでも浸かっていられるぬるめのお湯。
売店などはありませんので、飲み物を持参するのがオススメ。
ヒマラヤの深い森に包まれて温泉に浸かりながら飲むビール。最高です!
【追加情報】
・ガンドゥルックからジヌーに行くための最短ルートは若干複雑です。途中会う地元の人に英語で道を尋ねながら確認しながら進んでください。不安な場合ポカラ・レイクサイドの旅行会社でトレッキングガイドを手配できます。
・ジヌーは、ガンドゥルック同様2種類の入場許可証が必要なエリアです。以前のガンドゥルックに関する記事をご参照ください。
・温泉での全裸はNGです。水着をお忘れなく。
燃料危機が続くネパール。さらに乾季に入って水力による発電量が減り、停電時間も長くなってきました。日中電気が来るのは毎日平均4〜5時間くらい。
電気機器も使えないため、ほとんどの家庭が今薪を使って調理をしています。
ポカラ在住の私たちも自宅では薪を使って料理を始めました。この内容、コーヒーとは関係ないのですが…日頃お世話になっているネパール在住の日本人の方々と情報を共有出来ればと思います。
薪の手配。トラックで売りに来る薪を買うことも出来ますが、近くに家具工場などがあればそこで購入することが出来ます。
良く乾燥済みの薪が30ルピー/KG (約34円)、未乾燥の生木に近いものですと12ルピー/KG(約14円)前後です。
生木は安いですが、家に持って帰ってから屋上などで乾燥させる必要があります。また水分を含んでいるため量の割に重いですので、どちらがお得か…難しいところです。
原始的な天秤で測ってくれます。
電気の来ている時に買いに行くと電動工具を使って細く裂いてくれるかもしれませんので、是非お願いしてみてください。乾燥しやすくよく燃えます。
薪は近くから手に入れられると便利です。男性なら20kgぐらいは担いで帰れることでしょう。私の場合は距離があったのでバイクで。
火を焚くための炉ですが、色々な形のものがあります。
街中でよく見かける鉄工場でもすぐに作ってくれます。下の写真の炉は650ルピー(約700円)。荒削りな作品ですが、持ち手もついていてけっこう機能的です。
火のつけ方については、教えてほしい!と近所のネパール人に頼んでみてください。
小さな頃からあたりまえのように火を起こしてきた人好き世話好きなネパール人が、熱心にコツを伝授してくれると思います。
青菜の炒め物を美味しく頂きました。
薪がよく乾いていればよく燃えますし、あまり煙も出ません。火が安定するまで少し時間がかかりますが、やってみるとそれほど大変でもありません。
当然ながら服はとっても煙臭くなります。料理用の上着(上下ジャージのようなもの)をあらかじめ用意しておくと便利です。
では、ガス燃料が尽きてもどうぞ焦らずにネパールでの薪生活をお楽しみください(笑)。
インドの物流封鎖が始まって既に3ヶ月。
ネパール国内のガス・ガソリン等の燃料事情は今も深刻な状況。
インドから個人的にガソリンを持ち込みネパール国内で高値で売るブラックマーケットが以前よりも充実し、それにより国内の交通機関は当初よりも動いています。
観光地のホテルやレストランではなんとかガスを手に入れているところが多いようです。それでも通常通りじゃんじゃん使うわけにはいきません。停電の多い中できる限り電気調理器具を駆使。メニューを限定して、ガスを最大限に節約しながら頑張っています。
とても高額な燃料。当然庶民には手が出せません。今ほとんどの家庭が薪を用いて料理をしています。
町を行き交う薪をのせたタクシー。
約20kg(だいたい両手に抱えられるくらい)の薪が約600ルピー(約750円)で売られています。600ルピーといえばネパールの平均日給をはるかに上回る金額、かなりの高額です。
薪の値段も高騰していますが、他に方法がないので仕方ありません。燃料危機は庶民の生活をかなり圧迫しています。
私たちラトナヒマラヤンコーヒーでは店舗用のガスについては今のところ手に入れることができています。未だ先が見えない状況ですが、工夫しながらこの状況を乗り越えていきたいと思います。
アンナプルナエリアのガンドゥルック村にあるゲストハウス
「グルンコテージ」を紹介します。
ゲストハウスのバックにそびえるアンナプルナ・サウス!
ヒマラヤ、アンナプルナ・サウスを眺められるガンドゥルック。
その村の比較的上部に位置するゲストハウス「グルンコテージ」です。
季節の花が綺麗に飾られた、石造りの素敵なコテージ。
部屋代は600ルピー前後、食事も500ルピー前後のリーズナブルなコテージ。
ガンドゥルックの集落を上に登っていくと、下の看板が目に入ります。ちょっと小さいので見逃さないようにご注意。
この看板の横のゲートを入っていくとコテージです。
ここの一押しはオーガニック野菜を使ったネパールではおなじみのダルバート。
好きなおかず食べ放題です。
コテージ横の畑で採れた新鮮野菜を使った料理。
最高に美味しいです!
野菜は全てオーナー自ら無農薬で育てておられます。
美味しいコーヒーも飲める!
実はこちらのオーナーのグルンさん、大のコーヒー好き!
毎日その日の分だけ、コーヒー豆をグラインドして、フレンチプレス方式で提供してくださいます。
ヒマラヤ山脈に包まれながら、美味しいコーヒーはいかがですか?
コーヒー好きにおすすめのコテージです!